ビルを省エネに切り替えるとコストダウンできる

農家の新しい副業のかたち

太陽光発電

1つの土地で2種の収益

兼業農家といえば、以前は農閑期を利用して出稼ぎに行ったり工芸品を手作りしたりするというのが一般的なイメージでした。しかし最近では、年間を通じて安定的に副業収入が得られる手段も開発されています。それがソーラーシェアリングです。ソーラーシェアリングは、耕作地に太陽光発電のための設備を据え付け、発電事業を行うことをいいます。ユニークなのは、一定の高さや間隔を保って太陽光パネルを設置することによって、作物の生育に影響を与えることなく事業が営めるという点です。1つの土地を2つの目的でシェアすることにより、農業収入と売電収入の両方が同時に得られるという、画期的なシステムです。現在、ソーラーシェアリングについては複数の事業者が設計・施工を手がけています。作物への十分な日照を確保しつつ設備を設置するには、専門的な知見と技術が必要となります。施工実績の豊富な業者に依頼することで、安定した稼働体制を実現することが可能になります。なお、ソーラーシェアリングの設置は農地の「転用」と見なされるため、農業委員会の許可が必要となります。業者の中にはこの許可申請や、電力事業者との売電契約といった手続きを代行してくれるところがあります。こうした業者に依頼すれば、専門知識がなくてもスムーズに事業を始めることができます。主として経済的な事情から、後継者の不足に悩んでいる農家は少なくありません。ソーラーシェアリングは、この問題を解決するための一助となってくれます。